白衣に使われている素材の組み合わせは大きく分けて3種類があります。

一つはポリエステルです。白衣の最も基本的な素材です。汚れにくく、洗っても縮んだり色褪せしたりしにくいことが特徴です。

またサラサラとした質感で柔らかく、速乾性があることが特徴です。

こうしたことから、清潔さを保ちやすく医療用白衣のメイン素材として使われています。

もう一つは綿100%です。綿はポリエステルよりも通気性や吸湿性が良く、燃えにくい特徴があります。その代わり、洗濯すると縮みやすく、色褪せしやすいという性質を持ちます。そのため、主に薬品を扱う研究現場で着るドクターコートや、厨房で火を扱う調理用のコックコートに使用されています。

医療用白衣の素材としては単体で使われることは少なく、ポリエステルと組み合わせられて使われることが多いようです。

それからポリエステル+綿です。ポリエステルと綿を組み合わせた素材です。両者の優れた性質を併せ持つことができます。配合する割合により、それぞれの性質の出し方を変えることができます。

染色の前処理の場所です。