食品工場においては健康被害やクレームを起こさせない「正しい身だしなみ」が必要です。

汚い服装には食中毒菌が付着しているおそれがあり、その服装で食品を取り扱うと食中毒事故につながる可能性があります。

また服装が乱れていると毛髪などの異物が混入しやすくなり、クレームが発生する要因になります。

スタイルから見ると、上下セット、ジャンプスーツ、白衣に分けられています。

生地の選択は作業服の品質に影響を与えるポイントです。生地に対して基本的な要求は色落ちなく、毛羽立ちしなく、ピリングが生じなく、洗いやすく、有害物質が残っていなく、安全衛生、洗濯・消毒に耐久性があり、汗を吸い、通気性の良い等です。従ってポリエステル繊維と綿の混紡織物またはポリエステル100%の織物を選ぶことがお薦めします。衛生の要求に厳しい会社に対し、静電気防止の生地を選ぶことを推奨します。

工芸の面には注意する必要な事は下記3点があります。

第一は体の露出部分を包むだけではなく、袖、パンツの裾幅を詰めて細くすることにより、露出部位から食品に有害する落屑及び汚染物を脱落ことが防止できます。

第二は縫製の過程に、オーバーロックをする必要があります。この工芸により糸の漏出・脱落を避けることができます。

第三は食品に汚染させないように、作業服にポケットや紐やフリンジを作らないはずです。